デジタルプランニング株式会社

マーケティングに新発想を

石田の独立までのストーリー4

約5分

2005年7月。
ちょうど1年後、私は給料を超える副業収入を
手にすることになる。

しかし当時はそんな夢みたいな事実を、
とても信じることができなかった。

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『面白い・・・!』

神田昌典さんの文章の面白さに夢中になり、一気に読破。
この本、上下巻セットになっていたのだが、
下巻も思わず購入してしまった(2週間迷ったが・・・)。

このときは神田さんの経歴はほとんど知らなかったのだが、
文章の面白さに惹かれ、彼の著書「あなたの会社が90日で儲かる」
「非常識な成功法則」という、怪しさ全開の本を購入。

私は感動した。著書に書かれているノウハウはもちろんのこと、
その文章力に。

『文章を使って、自分の商品を売ってみたい!』と。

そして

『会社で禁止されているという理由で、ビジネス(副業)
しないなんてもったいない!!』

という考えに至るのに、そう時間はかからなかった。

しかし書籍を読んで、いくら理論がわかっても無意味だ。
理論と実践の間には大きな隔たりがある。

プログラマが目指す試験に「情報処理技術者試験」というものがある。
国家試験だ。

この試験に合格したからといって、プログラマ、システムエンジニアとしてバリバリ活躍できるかといえば、答えは「NO」だ。

理論と実践。

この両輪の必要性は、7年のプログラマ人生で痛いほど感じていた。

2004年に取得したオラクルマスターGOLD。
「オラクル」という世界最高のデータベースに関する操作、管理の試験。

この難易度の高い試験の合格は、社内でも話題になっていたが、実際には全然扱うことができずに苦笑いされたという経験がこのときやっと活きた。

とはいえいったい何を売ればいいのか?
当時は皆目検討がつかなかった。

プログラマなので「ソフトウェアを売る」ことは考えたが、
いったい何を作ればいいのか?

「ベクター」というフリーソフトをダウンロードできるサイトは知っていたが、
無料ソフトを作ってもしょうがない。

そもそも世の中には、大きい会社が作ったすごいソフトが無数になるのに、
私のような一個人が作ったソフトが売れるわけない。

これは大きな間違いなのだが、まだ無知な私はそのように考えていた。

売るものがわからない。
商品はそのうち考えるとして、まずはお金を稼ぐ経験を優先させることにした。

2005年4月。
私はある目標を立てた。

『2006年2月、2万円を稼ぐ』

当時の私には正直、絶望的な数字だった。

転職したため激減した給料。
昼食は500円に抑えるようにしていた。

万が一にも600円使ってしまったら、翌日には400円の昼食にし帳尻を合わせる。

そんな工夫をしていた時に「2万円を稼ぐ」なんて、
大きすぎる目標だった。

とはいえまだ10ヶ月ある。
小さな一歩としてメールマガジンを発行することにした。

当時勢いがあった「まぐまぐ」。
無料でメルマガを発行できるらしいことを知り、さっそく発行してみることにした。

まずはノウハウの蓄積だ。
どうやったら「まぐまぐ」をビジネスに活用できるのか?

地元の大型書店でいくつか書籍を買った。

今「facebook本」がたくさん出版されているように、
当時「まぐまぐ本」がたくさん出版されていた。

まぐまぐに関するノウハウが書かれた本を何冊か買い(もちろんお金がないので、ヤフオクを使った)、学習。

どうやら発行するメルマガのタイトルと紹介文が最重要とのことだった。

発行まもないメルマガは「新着」としてまぐまぐに紹介される。
このとき「タイトル」と「紹介文」が心をひきつけるような文章になっていれば
沢山の読者が獲得できるらしい。

いまでいう『facebookではプロフィール画像やプロフィール文章が重要である』に近いノウハウだ。
知っている人は知ってるが、始めたばかりの人にはピンとこないノウハウだろう。

これはいい事を知った!とワクワクした。

妻が、長男出産のために実家の千葉県に戻っていたため、時間は大量にある。
仕事も少しだけ落ち着いている(といっても、帰宅は20時だが)。

「数撃ちゃあたる」と、メルマガを4誌発行。
そのうちどれかがヒットすれば万々歳。

当時、メルマガを使った稼ぎ方としてメジャーだったのは広告。
「読者1人あたり1円が相場」と言われていた。

もし1万部の読者のメルマガを発行できれば、1度の広告で1万円。
もし広告主を毎日見つけることができたとしたら・・・。

人生初めての副業に、私はワクワクしていた。
まさに心臓の鼓動が聞こえるようであった。

しかし・・・そんな私の期待は、もろくも砕け散るのであった。

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