【ある Amazonと宗教とメロンの一日】
『ピンポン』
チャイムが鳴った。
このタイミングで宅配物があるとすればアレしかない。
遡ること数日前。
7月1日の札幌セミナーがあった。
懇親会で隣に座ったのが寺坂さん。
名刺交換してビックリ。メロン農家の方。
何がビックリかというと、つい先日たまたま見つけた
ファン数2万人の農家のオーナーさんだったからだ。
https://www.facebook.com/terasaka.nouen
その寺坂さんからメッセージがあり
『セミナーのお礼にメロンを送りました!』と。
メロンといえば、私が世界一好きな果物ではないか!
私は待ちに待った。
そして・・・ついにその時が来たのだ!
『Amazonさんからです。ハンコお願いします。』
そうだった。本を買ったんだった。
楽しみにしていた本だったが、メロンしか頭になかった私はひどく落ち込んだ。
1時間後。
『ピンポン』
チャイムが鳴った。
今度こそアレだ!
ドアを開けると、綺麗な身なりの女性と男性が立っている。後ろには子どもが立っている。
・・・宗教の勧誘だった。
一戸建てを建てて間もないからか、たまにこういった怪しい輩が我が家を訪ねる。
丁重にお断りし、仕事に戻った。
さらに2時間後の16:30。
『ピンポン』
チャイムが鳴った。
ビデオ付きインターホンに、
大きな箱を抱えた業者らしき人が移る。
今度こそ待ちに待ったメロンだった。
すかさずテープを外し中を確認する。
夢にまで見た、緑の丸い物体が目に飛び込んでくる。
同時に甘い香りが鼻を刺激した。
中には手紙が入っていた。
その手紙によると・・・どうやら食べどきは2日後らしい。
楽しみはどうやらまだ先のようだ。
そしてその2日後。
少しばかり柔らかくなった球体に包丁をいれる。
中から黄色の汁が流れだす。
指についたその汁を口に入れることで、
今すぐかぶりつきたくなる衝動をかろうじて抑えることができた。
1個を2つにわけ、さらに4つに分割する。
1ミリの狂いもなく、ちょうど4等分した。
メロンだけは愛する子どもと言えども、
贔屓するわけにはいかない。
口に入れた瞬間、2日前に嗅いだ香りの
数倍の甘さが口いっぱいに広がる。
8等分されたメロンは30秒程度で胃に収まった。
我が家の冷蔵庫には、まだ半分のメロンが眠っている。
それを口に入れるのは、明日になりそうだ。
─ ■ ─ ■ ─ ■ ─ ■ ─ ■ ─
長くなりましたがw、寺坂さんありがとうございます!
富良野メロン。お世辞なしに最高です。
http://furano-melon.jp/
“http://www.facebook.com/photo.php?fbid=412768528769411&set=a.137993802913553.21741.100001088028979&type=1&relevant_count=1”