※↓フィクションです
『ネットで売上?
ホントにそんなこと信じてるの?w』
友達が笑った。
しかし・・・私はどうしてもサラリーマンを
辞めたかった。
嫌で嫌でしょうが無いのだ。
”自分の腕一本で稼げるようになりたい”
”自分の頭一つで稼げるようになりたい”
そう考えていた。
「インターネットで稼げないだろうか」
そう考えるのは当然だろう。
すでに30歳を超えていた私が
ラーメン屋を目指すのは現実的ではない。
しかしいったい、何をどうやったら
インターネットで稼ぐことができるのだろうか?
そもそも、本当にそんな人
いるのだろうか?
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2012年春。
世間的にはかなり遅いのだが・・・
私はfacebookを始めた。
本を3冊ほど買っていろいろ試すと
なんとなく攻略法がわかってきた。
基本的には
・友達申請してまずはある程度の人とつながる。
しかしむやみはよくない。交流がある程度
できそうな人とする。
とりあえずは100人
・ノウハウを7割、近況を3割で投稿する
ノウハウは”専門家だと思ってもらう”
”シェアをしてもらう”ために投稿する
近況は、親近感を持ってもらうために投稿する
・友達100人がいいね!、コメント、シェアしてくれたら
自然と友達申請やフィード購読者が増える
この繰り返しでコンテンツを拡散していくのだ。
つまり・・・
”コンテンツが命”
ということになる。
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私があることに気がついた。
「コンテンツが命ということは、
さらに濃いコンテンツを有料化するのはどうだろう」
つまりfacebookで名前が売れてくるということは
コンテンツがしっかりしているからだ。
面白いノウハウ、役に立つノウハウを投稿することで
自然と拡散していく。
そしてさらに凄いコンテンツを用意し
それを有料版として売る間あを思いついたのだ。
facebookとも相性がよいだろう。
サラリーマンから早く抜け出したかった。
私はとにかく無我夢中で考えた。
いったいどんなコンテンツだと
お金を払ってくれるだろうか・・・。
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『いい加減にしろ!』
最近配属になった先の上司とは
うまが合わなかった。
というより同期や先輩から
『かわいそうに』と同情されるくらいだから
”うまが合わない”というよりも
ちょっとした問題がある上司のようだ。
そして今日もちょっとしたミスで
怒鳴られる。
『すぐにでも辞めたい・・・』
副業で稼ぐ夢は日に日に強くなる。
会社から帰ると私は夢中で
コンテンツをWORDにタイプしていった。
最終的には50ページ程度のPDFファイルにして
自分のホームページで売るつもりなのだ。
『ホントにそんなやりかたでいいのか・・・』
ふとした瞬間に不安になる。
こんなに苦労しても売れなければ無駄なのだ。
いや、経験は残る。知識は残る。
そう自分に言い聞かせ、必死でコンテンツを作っていった。
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『できた・・・』
営業職である私は、
培った営業ノウハウを整理し
マニュアル化したのだ。
facebookではそのノウハウの
無料版的な感じで、軽くノウハウを投稿していた。
facebookに投稿するノウハウの
さらに濃いものを売るのだ。
勝算などない。
しかしやらないと進まない。
不安と期待が入り交じるなか
54ページのPDFファイルをネットにアップする。
しかし・・・ここにきて大変なことを思い出したのだ。
(続く)