この本・・・ヤバイ・・・w
紹介すると敵を作りそうですが^^;もの凄く「脳」の勉強になるので、紹介。
まだ半分ですが、特に紹介したいのは
『洗剤の匂いがする部屋だと、掃除をしたくなる』
『”最近物騒”だと思うのは、たまたまニュースで取り上げる回数が多いだけ』
『シンクロニシティは、ただの偶然。確率的には全然ありうる』
『先延ばしは”未来の自分への過度な期待”。未来に繰り越しても解決しない』
『能力が低いと、低いことにすら気が付かない』
などなど、ズバズバと来るw
まだ半分だけど、お腹いっぱいです(*^^*)
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書名:思考のトラップ
脳があなたを騙す48のやり方
著者:デイヴィッド・マクレイニー
読書日:2月14日、2月21日
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■プライミング効果
無意識に影響を受けながら生活している。少し洗剤のにおいがする部屋だと、においがしない部屋に比べて、クッキーを食べた後に自分で粉を掃除する率がアップしたなど。
■作話
自分の決断の説明ができない場合には、都合のいい架空の物語を作る。たとえばある本を読んで「いい!」と思っても、その理由を語るときには、その理由をでっちあげている可能性が高い。
■確証バイアス
自分の意見の反する情報(意見や証拠)が出てきても、人はそれを見なかったことにする。反証をさける。
■知恵バイアス
予想外の出来事が起きたとき、間抜けにみられないように(本文そのまま引用w)、自分の記憶を書き換えてしまう。「最初から知っていた」「そうなると思っていた」
■テキサスの名射手の誤謬
単なる偶然なのに「何か意味がある」と思ってしまう。射手(ガンマン)が何発も打った。当然まばらに弾痕が残るが、よくみると若干偏りがある。その偏りの部分に丸印をつけると、名射手のように言えてしまう。
■先延ばし(現在バイアス)
未来は魔法のようにすばらしい可能性に満ちた領域で、いまよりずっと自由な時間がたくさんある気がする。未来の自分に期待しすぎる。
■正常バイアス
危機に直面すると、人は平常心を装う。飛行機事故で、本来は一刻を争うのに、多くの人がずっと座席に座りっぱなしだった。異常事態には意外とパニックにはならず、平時かのように思いこもうとする。焦っている人をなだめる。
■利用可能性ヒューリスティック
たった1つの実例が見つかっただけで、それがありふれたものだと思い込む。「最近少年犯罪が多い」「最近物騒だ」と言われるが、実際にはニュースでそれらが多く取り上げられただけ。昔のほうが物騒だった。
■傍観者効果
まわりに人が多いほど、誰も助けに行かない。「誰かが助けるだろう」。
■透明性の錯覚
自分が何を考えて、何を感じているかを口に出さなくてもほかの人に伝わっていると思いやすい。
■無知
みんなが同じことを思っているのに、自分だけそう思っていると勘違いしやすい。
■ダニング=クルーガー効果
能力が低い人は、低いことにすら気が付かない。落ち込むのは能力があるから「自分の能力が低い」と気が付く。人が根拠のない自信を持つのは無知だから。
■ブランド忠誠心
ブランドに対する親近感。なぜかそのブランドを擁護したり宣伝したりする。自分が持っているものは優れていると思いたい。
■権威に訴える論証
地位や肩書がある人がいうことは、信じ込みやすい。
■無知に訴える論証
よくわからないことがあると、人は奇妙な説明を受け入れてしまいやすい。床がきしむ音を幽霊と思い込む。
■わら人形論法
議論していて腹が立ってくると、相手の立場を捻じ曲げたくなる。
■公共財供給ゲーム
規制がないと、ごまかす人が出てきて、システムは破たんする。人は「損をしたとしても、だまされるのは嫌だ」と思う。
■最終通牒ゲーム
理屈ではなく、メンツで決断する。
■集団思考
集団でいると「対立を避けたい」という欲求により、なかなか話が進まない。同意してしまう。
■感情ヒューリスティック
確率を無視し、感情で決めてしまう
■ダンバー数
連絡を取り続けることができるのは150人程度
■自己奉仕バイアス
失敗は言い訳し、成功は過大評し、自分を実際以上に有能と評価する。うまく行っているときは自分の力だと思い、失敗すれば運が悪いと思う。
■スポットライト効果
実はみんな、自分を見ていない。どんなささいな行動でもみんなにじろじろ見られているというのは勘違い。みんな見てない。
■第三者効果
自分と意見が異なる人のことは「だまされやすい」と思い、自分はだまされにくいと思っているが・・・実際はそうでもないw
■カタルシス
怒りを発散させるとストレス緩和されるわけではなく、より攻撃的な行動が強化される
■誤情報効果
記憶は、思い出すたびに再構築される。記憶なんてあいまい。
■同調
ちょっとした権威だけで、人を従わせることができる。生存本能だから。
■消去抵抗
禁煙、ダイエットなどのからくり。
いきなりやめようとすると、脳がそのたびに頑強に抵抗。
■透明性の錯覚
感情は、思うほど外には漏れていない。本人が「バレてる!」と思ってるだけ。
■学習性無力感
自分ではどうすることもできないとなると、やる気がでない。すぐに諦める。
■セルフ・ハンディキャップ
自尊心を守るために、失敗の理由を見つける。
■代表性ヒューリスティック
相手をカテゴリに入れたがる。「あなたは●●のタイプね」。血液型とかw
■予断
普通のワインでも、高価なワインの瓶に入れると、高価だと感じる。
■コントロールの錯覚
ランダムに起こることでも、人はコントロールできると信じやすい。
ルーレットで黒が10回続くと、11回目は赤だと思ってしまう。